アルファベット26文字のフォニックス完了! そして。

はなこ、学校でアルファベット26文字すべてのフォニックスを学び終わりました。

 

いやほんと早いよね! 26文字しかないからね!(笑)

 

そして学校からお手紙が来ました。

 

「26文字コンプリートのお祝いに、パーティをします。

フォニックスを習うときに使った、動物の仮装をしてきてください」

※Ally the alligator, Milo's monkey...のように動物に紐づけて習っていました

 

…もうね。

 

日本人ね、何個文字習うの。

ひらがな50+かたかな50+常用漢字2136+ローマ字26=2262

挙句、漢字は、1つの文字に訓読み・音読みの複数読み仮名あり。

 

たかが26文字でパーティだとぅ?

中学校3年生終わったら、全員ハワイ旅行に連れて行ってもいいぐらいでは?

 

(ふと思ったけれど、中国は何個漢字習うんだろう)

 

ほんと、日本語は書き・読みが圧倒的に困難な言語です…。新聞をすらすら読もうとすると、↑上記はマスター必須だし。文字をマスターすること自体に労力がかかるうえ、語彙も覚えないといけないわけで。

 

たろうですら、ニュースのヘッドラインくらいの英語は、意味は分からずとも、読めます。

 

Anthony Albanese sworn in as 31st Prime Minister :フォニックスを知っていれば読める

アンソニー・アルバネーゼが31代大統領として宣誓 :漢字カタカナひらがな知らないと読めない

 

さておき。

 

はなこは、バタフライの仮装をして意気揚々と学校に出かけ、ダンスをしたり、Special treat (ポップコーンとグミ)を食べ、楽しんだようでした。26文字の読み方を知る、ということが大きなマイルストーンなんだな、と改めて思いました。

 

日本人、母語の習得のために、めっちゃ勉強してると思います。

母語にそんだけ労力かかるのに、言語構造が全く違う英語も実用レベルにせよとか

相当にハードなことやってると思います。

それ、義務教育でカバーするには無理筋なんじゃないかと思うぐらい。

 

ほんと、もっと、子どもたちを褒めてええんちゃうか…!!!

と心から思った、パーティでした。

パーソナルスタイリングを受けてみた

さて、帰国&復職を控え、パーソナルスタイリングを受けてみました。

 

といっても、Mellyはこれで3回目だったりします。

 

1回目:自宅から近いところで、パーソナルカラー&骨格診断。数千円。

2回目:銀座三越の5Fで、pop-upサービスとして受けました。パーソナルカラー&骨格診断と、販売されているアイテムを合わせていただいて、気に入ったアイテムはお買い上げ。

3回目:初のオンライン。パーソナルカラー&骨格&パーソナルデザイン診断。2.5万円のオンラインサービス。

 

今回、サービスに対する対価としては、過去一番の金額を支払いました。ずっとブログを読んでいたスタイリストさんのサービスで、この人なら信頼できる・お任せできると思って、お願いさせていただきました。

 

背景

1回目にパーソナルデザインを受けたときは、産後で、服選びに時間をかけることができなくなった、というのが最も大きい理由でした。効率よく似合うものを選びたい。

 

2回目は、1回目の答え合わせ的な意味と、どうも、1回目のアドバイス通りやっても、いまいち「これこそ自分」といえるスタイルに仕上がっていない気がして。もう少し、実際のアイテムベースで見立ててもらったらどうか? と思って受けました。

 

3回目の今回。260日におよぶロックダウンで太り、そしてますます、「似合うもの・似合わないもの」がはっきりしてきて。リラクシーで、ある意味ルーズなオーストラリア生活で、「装うってなんだっけ????」というファッション浦島太郎に。

 

年齢的なものかわからないのですが、オケージョン(特に仕事)にふさわしく、かつ自分をひきたたせる衣装をまとうことに、意味があるように感じてきていました。装い、姿かたちに人生の色が出てくる年齢になったというか。美しく、端正であらねばならないという意味ではなくて、「自分の味」を、自分なりに、どう表現していくのか、が大事なんじゃないのかなって思ったんですね。

準備

とはいえ、海外にまだいますから、オンラインでのコンサルになりました。

  • アンケート
  • 着こなしの写真を数十パターン
  • 体形がはっきりわかる写真

をお送りして、10日ほど。まずはメールでコンサル結果を受け取りました。

ちょっと思いもかけない結果

結果からいうと、1,2回目からは全然違う結果に!

 

  • パーソナルカラー:スプリング ⇒ オータム
  • 骨格:ストレート ⇒ ナチュラル
  • パーソナルデザイン(初診断):1st ファッショナブル、2nd ナチュラル

 

パーソナルカラーはともかく、骨格! ナチュラルって背が高くて細い人だけのものだと思ってた。Mellyの自己評価は、中肉中背。身長は標準ど真ん中。

でも、確かに、骨格ストレートのアイテムが、似合うようでそうでもなかったんですよね…。 

パーソナルデザインが便利すぎる

そして、パーソナルデザインがめっちゃ便利。結局、どういうスタイルを目指すのか、っていう方向性が見えなくて余計に迷っていた気もするので、それがドーンと決まって、めっちゃすっきりしました。

 

ファッショナブル、ポイントはいろいろあるのですが、私の場合は、「派手」「大胆」がもっとも大きなキーワードでした。

 

実験的に近くのショッピングモールで、今まで着なかったような、ヒョウ柄、ペイズリー、大きな植物柄、もはやこれどこで着るの?なデザイン、いろいろ試したけど… ハマるじゃん。これが。

シンプルモダンで通すと、シンプル過ぎ、かといって盛り方をミスるとすぐもっさりしていた憂鬱さが、さー---っと晴れるようでした。

 

結婚前、シャープで、モードな服が好きだったけど、結婚後、パートナーの趣味に合わせて、甘いの入れてたけど、いまいちハマらなかったんだよね…。そらしょうがないわ。そういう個性じゃなかったんだもん。

 

そう思うと、自分の好みをある程度脇に置いといて、「この人にはこれが似合って、素敵に見える」って言うのは、相当に"見極めるセンス"が要る仕事だなと改めて思いました。

 

大きな気づき

そして、似合ってると、プチプラでも高見えするんですね。服も、自分も。これすごく大きな気づきでした。コンサルに投資する意味はあるのか? と言われたら、何よりこのポイントを主張したい。「似合う理屈が分かっていれば、無駄な投資が減ります」

 

オシャレはセンスもあるけど、理屈でかなり大きくカバーできる。そう思うと、それはそれで気が楽じゃないですか?

 

だからこそ、コンサル選びが大事だとも思います。ブログや、インスタなどを見て、この人なら信用できるかな~、って人を選ぶのがいいですね。

最後のアドバイス

さて、面白いなと思ったのが、このアドバイス。

「派手、派手つづきだと、時々めっちゃ疲れるので。おかゆみたいな存在の服も持っておいてくださいね」

…ありそう。

私にマッチしたオージーブランド

オーストラリアにいますので、オージーブランドのご紹介。

Witchery

パーソナルデザインと、骨格診断に合う条件で選べば、何を着ても割と、値段の割にピタリとはまったブランド。そう、お手頃なのです。セールもわりと頻繁にありますし、ちょっと買うとすぐリワードが付くので、リピ買いするにはぴったり。※日本への通販もあり。

 

Sass and bide

こちらはややハイエンドなブランドですが、ファッショナブルさん向けのドラマティックなアイテムがたっぷり! ものによってはちょっと細身だったりするので、試着できるならしたほうが安心。日本未上陸。

 

Zimmerman

フワヒラドレス・シャツが多いですが、あえてのフワヒラ系でないエスニックなドレス、ざっくりレースのシャツがとてもよかった。けれど値段はなかなか高級品!! 

一張羅のドレスを買うにはよいブランドです。

REISS

キャサリン妃が愛用していることで知られるUKブランド。こちらもSass and bideなみにお値段は張るのですが、オンラインならアウトレットも! 

わりとシックでシンプルなアイテムが多いですが、ときどき、「上品な大胆さ」がうまく表現されたお洋服もあり、おすすめです。

小さなトラブル その後

はなこ、同じクラスのA君にちょっかいをかけられていて、先生に配慮をお願いした件、その後。

 

 

ボディタッチ

担任が具体的に何かしてくれたかはわからないのですが、はなこが「もうさわってこない」と言っていたので、何かはあったようです。いまのところ、解決

 

揶揄する言葉

相変わらず、"You are a baby." ってちょこちょこ言われているようですが、少し状況は変わったようです。

  • 擁護に回るお友だちができた
  • はなこ本人も、馬耳東風を決め込んでいる

これが解決策になっているかはわからないのですが、対処法としては十分かと思うので、これもみなし解決

 

イヤなことをされたらなんというか

はなこ、最初は、"I don't like you!!!"と相手に言っていたようです。

さすがにちょっときつすぎる言葉だと思い、"I don't like it."というように変えていっています。

 

あとは、No、Stop it、Please don't do that.... そんな感じでバリエーションがじわじわ増えています。もっとポジティブなワードが増えるといいんだけど、まず、危機回避が大事。

 

みんなと仲良くする必要はない

はなこ、キンダーに2年通い、現地のプライマリースクールに通って半年。

どちらも、クラスメイトは多様性にあふれておりまして、人種・出身国・宗教、バッラバラです。どこにいっても、日本人からは想像できないようなレベルのヤンチャクレはおりまして…。そのヤンチャクレと仲良くする子たちもいるわけなんですが、少なくともはなこはそういうタイプは得意ではない。

 

波長が合わない人、イヤだと言っても不愉快なことをしてくる人とは、無理して仲良くすることない、っていうのを、はなこは学んでいる気がします。

 

日本社会にいると、どうしても「お友だちみんなと仲良くしましょう」みたいな気配がそこかしこにあふれていますが(友だち百人できるかな♬的な)。ここでは、そういった標語的な「友だちの在り方」に関するものは無いように思います。

もちろんイジメや意地悪は絶対ダメだし、マイトシップや、フレンドシップはとても重視はされていますが。自分の感情をどう認識して、他者とどうコミュニケーションしていくかとか、コミュニケーション・スキルは初等教育でも重視されています。

 

多様である、ということは、折り合うこともあれば折り合わないこともある、ということでもあるんですね。この、折り合わないときに、どういう態度をとるか、が重要だと思ったりします。

 

はなこの場合は、まずは、「不快なことは抗議、場合によってはスルー or 第三者へ報告など」って感じで自分の行動を調整しているようですが。いつか、他者に対する考察・洞察に繋がっていけばいいなあと思っていたりします。

 

この多様性と、そこからくる、腹立たしく・鬱陶しくもあり、でもどうにも人間を惹きつけるややこしさは、ブレイディみかこさんのこの本に詳しいです。おすすめ!

www.amazon.co.jp

 

オージースラング

はなこ、学校でいろんな言葉を吸収してくるのですが。

ときどき、「なにそれ?」みたいな単語が…。いわゆる、スラングですね。

 

下記、典型的なオージースラング!

以前、私の英語の先生からいただいたリストから抜粋したものです。多い~

 

Arvo :午後afternoon

Brekkie :朝食breakfast

Undie:下着underwear

Nightie:寝巻Night wear

Maccas :マクドナルド

Barbie :バーベキュー

Esky:クーラーボックス

Lollie :飴などのお菓子のこと

Sunnies:サングラス

Texter:マーカーペンのこと

Air con:エアコン

Bikkie:ビスケット

Bottle-O:酒屋

Chrissie:クリスマス

Chook:チキン

Cuppa:a cup of tea or coffee

Good on you:well done

Loo:トイレ

Kiwi:ニュージーランダー

Mozzies:蚊

Nappies:おむつ

Polly:政治家

Postie:郵便局の人

Rego:車の登録証

Script:処方箋(prescription)

Toastie:ホットサンドイッチ

Uni:University

 

①略すか、②+語尾に「イー(ie)」って言っちゃうパターンが多いです。しかも日常会話で普通に使うので、慣れてないと、「ん?」ってなること結構あります。

 

まあしかしこういうの聞いてると、ネイティブと同じレベルに立つのなんか、何十年かかる…っていうか、そこの生活圏に入らない限りは、相当無理があるよなあって改めて思います(できないとは言っていない。ただ、常人の普通の努力では無理がある)。

 

だから英語なんか諦めろ、って言ってるんではなくて、「言いたいことの半分でも、つっかえつっかえでも、言えたら素晴らしくない?」って心から思います。そこからどこまで昇華させていくかは、その人の必要度や目標によって違うんですけれども。ただ、英語ペラペラ=ネイティブと同じレベル、そしてそれを目指すべき、っていう幻想は捨てたほうがいいですね。

 

自分にとって、「実用的な英語」ができ、かつ、英語でコミュニケーションすることに心理的抵抗が前より減ったらなら、それだけでものすごい進歩だと思う。普通の人は。

 

ある永住の友人に聞いたところ、「諦めも大事」。

「ネイティブの癖にノンネイティブの話してることがわからないなんて言うやつは、そのネイティブの知的レベルも高くないってこと。だから気にしない」って言ってて、それはそれで一理あるとも思ったりして(笑)。

まあ、これは一種の処世術ではあると思うのですけれど、へこたれない心が大事なことは間違いありません

 

まあでも、これ、オーストラリアだからまだこのくらいの緩さで済んでるけど、アメリカとかほんっと厳しい実力社会だよなと思う。昔、出張で行きましたけど、「この国にいる以上、英語できて当たり前」感は、オーストラリアの10倍以上あったかも…。もちろん、実力社会だけに、ずば抜けたスキルやナレッジがあれば、英語はできなくても全然問題ないってなっちゃうんですが。。。

 

オーストラリアに引っ越してきて、「なんてみんな、優しいんだろう!!」と感動した(今もしていますが)ことは、忘れられません。

たまには日本人学校の話。

ついつい、目新しいので、はなこの学校(現地校)の話ばかりになりますが。

 

たろうが通っている日本人学校も、とってもいいですよ。

 

結局、現地校に通わせようが、日本人学校に通わせようが、どちらも一長一短なことに間違いはなく。いまこのとき、この子にベストな選択とはいったい何なのか? というのは、よほど明快な教育指針がある駐在家庭でない限り、大なり小なり悩み・迷うものだと思います。

 

それでも、選択肢があるだけマシで、選んでる余地なし!というケースも、駐在の場合は多々あると思います。住んでいるエリアの近くに学校の選択肢がなければ、選びようもないですからね…。

 

 

日本人学校のメリット

大きく分けて2つあると思います。

  • 日本のカルチャー、文脈から大きく外れすぎず過ごせる
  • 学力の維持

 

どこの国・地域に住まうかにもよると思うのですが、それでも、海外に住んでいると、日本のカルチャー・文脈からは離れていきます。はやりの漫画やアニメ、お笑いなどのトレンドもそうですし、立ち居振る舞いも、どことなく変わってきます。それでも、日本人学校にいると、ある程度定期的に新しいお友だちが日本からきたり、誰かが日本のトレンドをキャッチしてシェアしたり、ということもあります。先生も、日式のマナーに沿って指導してくれますし。

日本から来るにしても、日本に帰るにしても、カルチャーギャップという意味では、比較的ソフトランディングだとは思います。(それでもサードカルチャーキッズ問題はあるようですが)

 

お子さんの性格によりますが、どうにも現地校が合わなくて、母子だけ帰国…なんて話も、あります。赴任先に日本人学校がある、というだけで、駐在家庭には大きな心の支えになります。

 

また、学力の維持。これは、概ねどこの日本人学校も、かなり力を入れているのではと思います。シンガポールやタイなど、大規模日本人学校の学力は凄いと聞いたことが。たろうが通う日本人学校は、人数は少ないのですが、その分、指導も丁寧だなと感じています(先生によって力量に差があることは否定しませんが)。また、そもそも授業時間数も日本より多いですから、基本はしっかり身につくなあとは感じています。

英語はどうなの?

日本人学校の英語(or他の言語)教育は、その学校により様々です。

たろうの学校の場合は、小学校2年生までは、週に2-3回程度のネイティブの先生によるEALと、週1回のイングリッシュクラブ。クラブは、funベースで遊んでるだけ、って感じですけど、エントリーレベルの子どもには、英語の接触機会を増やすことが大事なので、意味のあるクラブだと思います。

EALは、リーディング、ライティング、コミュニケーションをバランスよく行っている印象です。スクラブルなどのゲームも取り入れ、楽しく、しっかり。

学期末には、EALの通知表もいただけ、9段階で英語の習熟度を評価してもらえます。

 

小学校3年生からは、英語学習のトーンがグッとシリアスかつ、集中的に行われます。授業の内容は決して易しくなく、小学校3年生で完了形など習うようで、大変なようです。その代わり、どこに行っても恥ずかしくない基礎はできるだろうなって素直に思います。ペラペラになるには別の努力が必要ですが、(第二言語話者は)基礎なくしてペラペラなし。と私は思います。

 

日本人学校にいると、どうしても英語ペラペラになるには英語の接触時間が足りませんから(それでも、日本の学校にいるより、総じてアウトプットも上手くなります。とくに小学校中学年以上は上手い子が多い)、「英語の理屈」を骨身に叩き込むのは理にかなっていると思います。土台があるかないかって、将来的な伸びしろに大きく影響すると思う。

課外活動は?

遠足、社会科見学など、日本の学校行事と同じようなイベントももちろんあります。

動物園や水族館、ビクトリア州内の名所にも出かけますので、とってもいい経験になると思います。

 

また、学校で野菜を育てる授業の一環で、近所の園芸店に年に2回ほど、授業中に子どもと先生で買い物に行くのですが。お店の人と英語でやりとりもしているようです。

 

ここ2年ほど、コロナの規制の影響で、学校の内側に閉じこもることがどうしても多かったかなあというのは、素直な印象です。ただ、一歩外に出れば、多国籍・多文化の社会なので、そこにチャレンジしていくような取り組みが、今後はもっとあるといいなあと思います。

これからの日本人学校に期待すること

日本人学校のいいところばかり書きましたが、もちろん、もうちょっとこうなるといいのに、という面はあります。

 

基本的に赴任教員は、選抜試験を受けて合格した人が来ますから、志もあり、優秀な方が多いです。ただ、保護者の立場からすると、その力量や態度には、多かれ少なかれ差があると感じるのは正直なところです。良いほうも悪いほうにも差がある。

 

日本のカルチャーから離れすぎないのはいいのですが、

「海外でそこまで杓子定規にやります??」

「その感覚、古くない?」

…と思うことも、あります。

 

派遣教員は、在外邦人に日本の教育を教授するために来ています。ただ、教員自身にとっても、「海外に住み、その文化に浸る」、っていうのはとても大きな人生経験だと思うんですね。私もまさしくそうだったのですが、価値観が変わるかもしれない経験です。つまり、いままでの「常識」を疑い、海外のよいところ・日本の良いところを発見するよいチャンス。

ぜひ、日本の常識や慣習を当たり前で不変のものと思わず、子どもたちとともに「より良い、かつ日本人らしい学校」を作っていってほしいと思います。

 

また、日本人同士、日本語で話してかたまってるほうが楽です。だから放課後の近所の公園は、日本人学校の生徒だけで塊になって遊んでいる。そんななので、ローカルの人との接触も少なく。そうなると、学校の認知度も上がりません。たろうの行ってる小規模日本人学校は、存在としては、"陸の孤島"みたいな感じです。

 

このエリアに住むオージーに、「息子は日本人学校に通っている」というと、まず間違いなく、

「〇〇にある、日英バイリンガル学校でしょ?」

と言われます。いや、そっちはオーストラリアの公立小学校で、息子のは違うんです、って毎回訂正しています。それでも、「そんな学校あったっけ?」と言われる始末。

つまり、普通のオージーには存在すら知られていない。

※シドニーなど大都市の大規模学校はそんなことないと思いますが…。

 

もっと外に出たほうがいいよね、とは思います。極端だけど、年に一回くらい、おみこし担いで近所を練り歩いてもいいんじゃないか(笑)。そんなことを思ったりします。

Bucket filler って?

はなこが突然、

 

「はなこのBucket filler、あと3ポイントで10ポイントになるんだよ!!」

 

と言いだしました。バケツフィラーとはなんぞや??

 

よくよく話を聞くと、

「優しいことを言ったり、誰かを助けたりしたら、1ポイントもらえるんだよ。10ポイントになったら、なにかもらえるの」

とのこと。

 

なるほど、善行推進の取り組みのようです。

教室にバケツが置いてあり、そこにポイント表があって、何かいいことをしてくれた人がいたときは、そこにマルを書いていくのだそう。

 

bucket filler: 

 someone who says or does nice things for other people. By doing this, they are filling other people's buckets and filling their own bucket at the same time.

oak-claremont-ca.schoolloop.com

 

誰かにいいことをしたり、言ったりすることで、誰かのバケツ(心)を満たすだけではなくて、自分のバケツも満たす。素敵だよね。

 

オーストラリアっぽいのは、10ポイントたまったら「何か貰える」という点ですが、そのうち、心も満たされることの意味がわかってくれば、モノはどうでもよくなるんだろうな。

小さなトラブル その時にかける言葉

現地校に通うはなこのクラスは、たまたまですが、クラスメイトの2/3が女子。男子、めっちゃ少ないです(本当にたまたま、ですが)。

 

性別問わず、楽しければ性別など関係なし!というたろうと違い、

はなこは比較的、女の子らしい遊びを好むため、このクラス編成が彼女には合っているようで、毎日楽しく学校に通っています(将来的に、女子高行きたいとか言い出したら面倒だな、とちょっと思ってたりする親心(;´Д`))。

 

で、どこの国、どこの学校でも、クラスにひとり、ふたりは、「問題児」がいるもので。はなこのクラスにも、めだつ問題児がいるようです。

 

問題児、といっても、めちゃくちゃ暴力的で本当にヤバイ、とかそこまでではなさそうで。ちょっと言葉遣いが粗野だとか、落ち着きがないとか、とにかく先生にしょっちゅう注意されてるだけのレベルのよう。この子、男の子でA君とします。

 

「きょうも、Aは、miss 〇〇に怒られていたよ」

目立つだけあって、はなこの口からA君の話はよく聞きます。ただ、特に仲良しというわけではなさそう。

 

そんなある日、はなこから衝撃の告白。

「A、すごくさわってくるの。Don't touch pleaseっていってもダメなの」

アッケラカーンと言うので深刻ではないのか? と思いつつ、この年齢の子どもにボディタッチの深刻度がどこまでわかっているかは微妙なところ。

「どこ触ってくるの?」

「あしとか、てとか、あたま」

「それはいやかな?」

「うん。それにはなこに、"You are a baby"っていうんだよ」

 

アウトーーーーー!

 

最近、話の端々で、本人なりにフルセンテンスで周りと意思疎通しようとしていることが伺えるはなこ。もちろん、ネイティブの子たちに比べたら、"baby"レベルに違いないですが。だからって、できないことをことさらに強調してbabyと言われる筋合いはないし、ましてやベタベタ触られるのなんか論外。

 

誰でも、安全を感じる権利があり、子ども同士であろうと、それを侵犯するのはダメです。

 

というわけで、担任に速攻メール。

 

「あくまで、はなこの側の話(hanako's version of the event)しか私は知りえないし、実情として何が起きているか私は知らない。ですが、A君のボディタッチや発言について、当人が不快に感じていることは事実です。注意して見ていっていただけると助かります」

 

担任からは速攻返事。気を付けてみていくよ、とのことでしたが。

この一文に、私は、おおっ、凄いなと思いました。

 

I am very proud of Hanako for telling you this information.”

 

はなこも、たろうも、子ども同士のトラブルはこの先も必ずどこにいても起きると思っています。その時、子どもが何かを訴えてきたら。

 

まずは、

 

I'm proud of you for telling me what you're feeling.

 

これだなって思った。