You might be imperfect, but closest to perfect.

たろうのコロナは1日で落ち着き、所定の7日間の隔離を終えて、やったーーーー!と思った二日後に、今度はパートナーに感染発覚。

 

帰国前PCRで発覚したため、問答無用で結果は州の保健省に送られ、そして当然帰国フライトはキャンセル(;´Д`)。日本語のPCR検査結果証明書をもらいましたが、陽性証明なので、帰国フライトのキャンセル料のリファンド請求くらいしか使用用途がない(笑)。

※この陽性証明書をもって、キャンセル料が全額リファンドされるそうなので、捨て鉢で捨てちゃだめですよ。

 

というわけで、また隔離しています(/_;)。

 

ビクトリアの現在の規制だと、たろう(感染者)は、「感染後7日間の隔離を経た後、一定期間、再感染のリスクが下がるため、その期間は、一切の隔離必要なし」の、いわば無敵状態になります。ただ、子どもだけで外出はできませんので、必然的にたろうも隔離。

私と、はなこは未感染のため、パートナーが感染したことにより、household contactとして7日間の隔離になります。

 

たろうが感染したときは、保菌者(と言っていいのか)のたろうを、はなこから引き剝がさねばならず、一日中、彼とはなこを監視していたのですが。パートナーは、おとななので、部屋に押し込めておけば良し。今、借りている家、幸いなことに3 bathroomsで、隔離部屋にもトイレ・シャワーがついていて完璧。もちろん、当人は大変だと思うのですが…。

 

幸い、パートナーは、ほぼ症状なしでとても軽く済んでいて、運が良かったなあというところです。人によっては、おとなでも40度近い高熱、激しいのどの痛み・咳、味覚嗅覚症状など、苛烈な症状(でも、全部軽症あつかいなんだよね…)で苦しむ方も身近で聞いていて。恐ろしいなと思います。

 

たろうの感染のときに書きましたが、飲・食に関しては、ネットショッピングが発達しているので、困ることはあまりありません。ただ、日本食材とかニッチなものは手に入りにくいし、Amazonなどの宅配業者を使うものは時間がかかります(たいてい隔離が明けてから来る(笑))。日本のほうが、圧倒的に便利だと思います。

 

ただ、そんなインフラをカバーしてあまりあること。

豪州にいて、一番助かり、心強いのは、人とのつながりだなと思います。

 

今回、間を空けず二度目の隔離であったにもかかわらず、友人たちが温かい差し入れを申し出てくださいまして、私も甘えてしまったのですけれども。

  • 焼きたてのパン
  • 刺身(こちらだと貴重品!)
  • ケーキ
  • 本来なら隔離不要のたろうを、遊びに連れ出してくれる
  • 日本食材の買い出し

などなど…。支援してくださる人もみんな自然体で、でも、思いやりに満ちていて、本当に救われます(国籍問わず)。

 

はなこのクラスメートの子の誕生日会が今週末に予定されていて、この隔離のせいでドタキャンせざるを得ず、謝罪のメールを送ると、

「気にしないで! それより大丈夫? 必要なものがあったら、家に持っていけるからね!」

とすかさず返事が来る。私、このお母さんとまだお話したことないんですよ、直接💦

 

誰かが困っていたら、手を差し出す。

あなたのことを、気にしていますよ、というシグナルを送る。

 

こういうことを、お互いにできる関係や社会って、なんてあたたかなんだろうと思います。かといって過剰に相互依存するわけでもない。オーストラリアのマイトシップについては、困った時ほど感じることは多くあります。アボジリニの方に対する複雑な思いを書いた記事の時、建国の経緯は長く影響が残る、と記しましたけど。マイトシップも元をたどれば、「助け合わなければ生きていけない」という建国の歴史から来ているんですよね。Everything has the bright side and dark side...

※帰属するコミュニティ次第の面はもちろんあります。

 

そして、あんまりにも助けていただくので、本当に申し訳なくて、「私たちって全然至らないし、そんなにみなさんに普段から、何かをして差し上げられていたかな…」と思っていたのですけれど。

 

「誰もが不完全で、それでいて完全に近い存在なんだろうな」

って何となくひらめいてしまった。日本人的には、己が至らなさ、すなわち不完全さをわきまえながらも(そちらのほうが私は心地いい(笑))、それでいて、そのままでいいんだな、って。

 

ついつい、いつもperfectionを求めてしまいがちな日本人。清廉潔白で、間違いがなくて、おかしなことは言わず、誰からも憎まれず。そんな人でなければ、助ける価値なし…な、訳ない。

 

ちょっと素敵じゃないですか? 我ながら、これ、座右の銘でもいいかもしれないと思った(笑)。