Melbourne New Year’s Eve
いよいよ年の瀬。ですが、今日のオーストラリア南部は高気圧に覆われて、メルボルンは最高気温39℃の猛暑を記録しました。暑すぎて、年の瀬感が全くない。
そしてその猛暑の中、live with COVIDで規制開放路線に進むオーストラリア。ついに1日の新規感染者数が3万人を突破(全豪)。つい数日前は1万人台に乗った、という話をしていたような気がするのですが…。ある意味でユルユルだったPCR検査基準(症状があってもなくても、受けたい人は無料で誰でも受けられる)が、一気に厳しくなり、ざっくり言って「ちょっと気になる」程度だとRAT(Rapid Antigen Test)ベースの検査に移行が進んでいます…って、検査キット、在庫ないから買えないんだけど。濃厚接触者の定義も大幅に緩和され、日本のコロナ関連対応の実施基準に近づいているんだろうなという感覚。とにかくあらゆるコロナ関連の規制・基準が、この年末にday by dayでアップデートされ、もうザックリとしかキャッチアップできていません…落ち着いてから追いかけよう。
さて。そんな混乱のさなかの大晦日。
シドニー、メルボルンでは、大晦日の夜に大規模イベントと打ち上げ花火が恒例行事。メルボルンは、今年は人数制限ありの事前抽選チケット制かつ、会場を4つに分けての分散開催。メイン会場であるドックランズでは、当初、東京オリンピック開会式で披露されたドローンスワームのデモンストレーションもあるとのことでしたが、コロナの炸裂ぶりを受けて、念のため中止に。。。
チケットの入手
事前抽選制でしたので、締め切りまでにウェブサイトで応募。ドックランズ会場と、アレクサンドラ・ガーデンの2会場に申し込み、アレクサンドラ・ガーデン券が当選!当選連絡後、指定の日にちまでにウェブチケットに引き替えました。開場は18時。
まずは腹ごしらえ
ということで、アレクサンドラ・ガーデンのすぐ脇を流れるヤラ川湖畔にピクニックマットを広げ、お弁当。せっかくシティまで出かけるのなら、おしゃれな飲食店で…と行きたいところですが、ちょっとこの年末の浮かれモードと、感染状況を考えると、屋外ピクニックが最も安全と見做しました。
公園でもどこでも、芝生のところが多いので、ピクニックマットさえあればご飯が食べられる。素晴らしい。昼間は猛暑でとても外に居られませんでしたが、18時すぎてくると若干マシに。
なんせ暑いのと、クリスマスに比べると、パーティして騒ぐ以外に特段のセレブレーションの理由がない大晦日。川岸では、同じようにピクニックマットを広げてゴロゴロしている人がたくさんいて、まったりした空気が流れます。
会場入り
QRコードチェックイン、ワクチン証明提示、荷物チェック(アルコール
・ガラス持ち込み禁止)、チケットチェックを経て入場。
ステージでライブが行われ、観客は芝生でゴロゴロしたり、DJに合わせて踊ったりという非常にまったりしたイベント。キッチントラックも3台ほど来ていましたが、感染対策最優先でかなりいろいろと規模を縮小している様子がうかがえました。
でも、盛り上がってきて、子どもたちがピョンピョン踊ってるのとか、ハートウォーミングでいいですね!私たちは子どもがまだ小さいので、20時には切り上げて戻って来ました。この後、深夜まで催しは続き、最後はドックランズからの打ち上げ花火が楽しめるハズ!
さあ、帰ろう
帰りに乗ったトラム。捕まえようと、家族4人で全力疾走したら、間に合いました。運転手さん、サムズアップで、"Nice sliding!!"。
運転手さん「ごめんなさいだけど、このトラムは途中でdepo(駐機場)に入ってしまうのよ。大丈夫?」
わたし 「うちはデポからすぐだから大丈夫、ありがとう。乗れてラッキーだった」
運転手さん「それならよかった。Happy New Year! See ya guys!!」
こどもたち「サンキュー!バーイ!」
たったそれだけのやりとりなんですけど、年末最後のビッグスマイルと暖かい言葉に心がジーンとしました。オーストラリアに住む人たちの、こういうさりげないあたたかさは、私は本当に好きだし、まねしたい部分だなと常々思います。