Go to Darwin! 1日目 (ダーウィン市街)

さて、アデレード旅行から中3日で、今度はダーウィンに飛びました。

 

「オーストラリアって、綺麗で、安全で、自然もたっぷりで人も優しいし、ほんと素敵な国だわ~」

 

ってずっと思っていましたけど、そのオーストラリアは、「表のオーストラリア」に過ぎないことを、これでもかというぐらいい突き付けられました。

 

囚人の流刑地から始まったこの国。その後の入植。いかんともしがたい過去の負の遺産が、まだまだ根深くこの国にあるのだということを痛感した、Northern Territory旅行記録です。

 

 

メルボルン空港~ダーウィン空港まで

ダーウィン空港近くの上空から。ジャングル感あふれる景色に心躍る。

メルボルンーダーウィン間は、変な時間しかフライトがなかったので、昼過ぎに出て、夕方にダーウィンに到着しました。ジェットスターで4時間。

 

出発前に、「NT州は、観光ぐらいしか先住民の人が十分に稼げる産業が無いから、観光関係の価格設定は、全豪一高い水準だよ」と聞いて覚悟はしていました。そういう、観光しかない場所では、代わりの選択肢が少ないことにあぐらをかいて、観光客から金をむしるのに熱心な悪徳業者も跋扈しやすいという経験則…。

 

飛行機を出ると、日本の真夏を思い起こさせる湿度と高温に、おおーっとなります。

時期は3月下旬、乾季の終わりのためか、空に雲は多いけれども、基本的には青空。日本の8月くらいの空、でしょうか。

 

で、空港でのレンタカー屋で、まずプチトラブル。

なんやかんや脅しをかけてきて、言われるがままに保険を付けると、最初に聞いていた費用より、はるかに高いレンタルフィーに。その額、当初の約3倍。さすがに、いくらなんでもジャンプアップし過ぎ!! 

 

怪しいな、と思って、グーグルで当該店舗のレビューを見たら、まあ悪いこと悪いこと。「ここの店で借りてはいけない!」と書かれているレビューが散見されるお店は、まず間違いなくハズレです。※オーストラリア、グーグルレビューは、店選びにおける重要な指標の一つです。

 

夫があれこれ交渉する間、隣のレンタルショップに「カカドゥ国立公園に行きたいから、4WDを探してるんだけど」と聞いてみたりしましたが、さすがに当日だと在庫なく。結局、なんのかんので、「高いけど、まあ許容範囲か」というレベルにレンタル費用が落ち着いたため、それでdeal。

ダーウィン市街まで

まったくなんなんだよ、とブツブツ言いながら、借りた車でダーウィン市街へ向かいます。が、走り出して1キロもしないところで、ポリスカーが2~3台集まっていて、中からポリスが。もしかして検問かな? と停止に備え減速していたら、道端にアボリジニの人がフェンスにもたれて座り込んでいるのを発見。これだけで、Melly一家にとっては衝撃です。

 

確かに、メルボルンもシティにいますよ、ジャンキー。セントキルダビーチに行ったら、注射針が落ちてるとかよく聞く話です。翻っていうと、「危ない場所」と「危なくない場所」は割にはっきりしています。だから、こんな空港そばの公道でこんななってる人いないって。ABCニュースとか、オーストラリアの警察24時みたいな番組でこういうシーン見ますけど。だいたい、まだ到着して1時間ちょいですけど!

 

そして、10数分運転して、ホテル到着。

基本的にバジェット旅行の我が家、このホテルも大概なお手頃宿です。どうも、アパートメントの大半は賃貸に出していて、一部をアコモデーションとしている様子。

 

チェックイン後のたろうとはなこをみて、嬉しそうに駆け寄ってくる、先住民×どこかの民族のダブルっぽい見た目の子。フレンドリーだな~と思っていたら、なんと私たちの部屋にまで押し入って来ようとして、さすがに、「他の人のところは入っちゃいかんよ!」と注意する羽目に(その後、宿のオーナーも注意してくれた)。

 

そして宿の周りには、路上のいたるところで、アボリジナルな方々が、ただぼーっと座っていたり、大声を出していたり、集まっていたり…。ほとんどは、危なくない人たちだと思うのですが、行動様式が私たちとも、オージーとも、あまりに違いすぎる。

 

いつかどこかでうわさ話で聞いていた現実を目の前にすると、結構、ショッキングです。

 

オーストラリアは外国だった、ということを久しぶりに思い出しました。自分の金と安全は自分で守らねばならん!! と。

リトル・ミス・コリア

この日はなんやかんや遅くなったので、ささっとシティに晩ご飯を食べに行きました。シティ、といっても本当に小ぢんまりしていて、日本の地方都市のそれより小さいかも。でも、お店はどこも活気がある。

 

ダーウィンはアジアに近い場所のためか、東南アジア料理・韓国料理・日本料理などアジア圏のレストランが本当に多いです。その中でも、ガイドブックで必ず紹介されているこちらのコリアンBBQへ。

 

littlemisskorea.com

 

リーズナブルなんですが、味は、オーストラリアで食べたコリアンBBQのなかで一番美味しかったと思う!! 日本人、好きだと思うこの味付け。

タレ付けBBQセット。3種類の味付け肉に、キムチなどの小皿、ライス。そして、網のフチでは、卵×チーズ×ニンニクのホットケーキみたいなメニューを調理します。

お店の内装もとても凝っていて、オシャレ! おすすめのお店です。

 

そして、アコモデーションに戻ったあと、パートナーが目の前のColesエクスプレス(Colesのコンビニみたいなお店)に行きましたら。絶対避けて通れない場所に、アボリジナルの親子がいて、Can you help me? と物乞いされたとのこと。

 

別に、彼らに何も悪意は無いとは思うのですが…。。繰り返しになりますが、うわさ話で聞いていたことを、現実で見ると、結構、ショッキングです。