Go to Darwin!2日目 (カカドゥ国立公園)
2日目は、ダーウィン観光のハイライトの一つ、カカドゥ国立公園を目指しました。
が、アデレード旅行とぶっ続けだったのと、疲れて調べ物を事前に十分していなかったために、超ドッタバタに!!
カカドゥ国立公園、四国サイズの超巨大な国立公園の上に、ところどころにある町(集落?)以外は、Telstraですら、ほぼ不通です。
カカドゥを目指しながら…行く先を検索する
さて、カカドゥに行きたがったのはパートナーです。多少はなにか調べているのかと思ったら、どうもあんまりなにも知らないらしいということが、ドライブ開始直後に発覚。
カカドゥって一言で言ったって、四国サイズの国立公園で、目指す先を決めないとどうにもなんないじゃん! と軽くイラつきながら、すでにアンテナ本数が減ってきた電波状態で、google検索を開始します。
3月 乾季末期のカカドゥ
- 有名な滝(ジムジムフォールズ、ツインフォールズなど):陸路NG、空路のヘリコプターだけ。
- アボリジナル壁画:通年OK。展望台からは、広大なアーネムランド(先住民の居住区かつ森)を見ることが可能。
- イエロー・ウォーター:通年クルーズOK
もうこれは、イエロー・ウォーター一択だろう!ということで、1:30pmのクルーズを予約します。もはや4WDの車でわざわざ来る必要なかったんじゃないの? と思うとイライラ倍増ですが、2WDで未舗装路を走ること自体NGにしているレンタルショップもあると知り、何があるかわからないし…と無理やり納得。
さて、クルーズの集合場所は、1:10pmにCooinda Lodgeのバス停前。ナビで調べたら十分間に合う距離…。行き先を再設定です。
さて、3時間のロングドライブです。実は、前日にApple mapでざっくり調べていたところ、2時間程度で着きそうだ、ということでその程度の覚悟しかしていませんでした(検索条件が甘く、公園の入り口までの距離で計算していたために起こった誤算①)。
いささかゲンナリしつつ、延々続くアーネムハイウェイを運転します。
時折カンガルーがジャンプしているのを見られたり、巨大なアリ塚を見られる以外は、基本的に、おんなじ景色が延々と続きます。…飽きます。
公園入口のサインをすぎてすぐ、ロードサインが出てきました。Cooindaまでの距離が書いてありましたが、私たちのiphoneが指す目的地と、ずいぶん差がある。つまり、iphoneが指すCooinda lodgeよりも、もっと遠いところにCooindaがある、とロードサインは示していました。
どういうことだ? でも、確かめようにもすでに電波ゼロ。
そして、iphoneが示すCooinda Lodgeに来ましたが… どう見ても、バス停なんていう文明を感じさせるものはない。これ絶対間違っとる。確信。
しかし、予約のメールを確認しようにも、地図を確認しようにも、電波なし。さらに、カカドゥの地図もなし。詰んどるー!
とにかく、イエローウォーターでクルーズするってことは、イエローウォーターから発着するはずなので。とにかく先に進もうということに。約束時間まで、残り40分。残りの距離は、不明。
間に合うか? それとも、300ドル弱を捨てる羽目になるか?
「なんか、水曜どうでしょうみたいで、ヒリヒリするね~」
って可能な限り明るく、130キロ制限のカカドゥハイウェイを飛ばします!!
そして、なんとか1時少しすぎに、Cooinda Lodgeに着きました。どっからどう見てもリゾートホテル。なんであんな野を指した、私のiPhoneよ!!
で、指定されたバス停に行くと、「クルーズ客はビラボンビーチに直接来てください」の張り紙。
え? と思っていると、送迎バスが着て、
「もうすぐ出発しちゃうよ。ホテルのレセプションに行って話をしてきてごらんよ。あと、ビラボンに来てくれる」
え? でも1時半出発だよね? と思ってレセプションにいくと、
「ワンフィフティーンのクルーズよね?」
と言われ、
「え?? 1時半で予約したけど?」
「1:15よ! あと5分しかないわ。急いでビラボンビーチにいって。ここから車ですぐだから…」
と地図を渡されました。あわてるMelly。なぜなら、はなことパートナーはトイレ!!
はなこのトイレは長いんだよ~!!!
結局、レセプションの人に事情を話して出発を待っていただくことに。
その後、大急ぎでビラボンビーチに向かいましたが、道に迷ったり、パーキング場所を間違えたりして、結局15分以上遅刻…。船には7,8人の初老オージーがいましたが、平謝りの我が家に、誰も腹を立てることもなく、穏やかに待っていてくれました。
このあたり、オージーの子連れに対するおおらかさには感謝です…。
道に迷ったときに、未舗装路にも入ったので、やっぱり4WDで正解でした。
Yellow water cruise
さて、ドッタバタで大量の汗をかいた私たち。クルーズでは、水上からの涼しい風が本当に気持ちいい。野生のクロコダイルもいるエリアのため、子どもは船の中央に座って、と指示されてのクルーズです。
乾季は、クルーズしたエリアは干上がるのだそうです。この時期は水深6m近くあるとのことで、雨季と乾季の差に驚きます。延々3時間、車からの景色ばかり見ていたので、この広大に広がる空と野に圧倒されます。
野生のクロコダイル、野鳥の親子、魚、様々な野生動物も見ることができました。2時間弱のクルーズ。
Cooinda Lodgeで一休み
本当に暑かったので、ロッジでアイスクリームでも食べようということで。
しかし評判の良いリゾートのようで、スタッフはみな親切で明るく、クルーズのドタバタ含めて色々助けていただきました。キャンプサイトもありますし、泊まるにはいい場所だと思います!
そもそもの旅程も、ダーウィン3泊にしていたのですが、ダーウィン1泊、カカドゥに移動して1泊、またダーウィンに1泊ぐらいがよかったかもしれません、我が家の場合。チェックイン&アウトでバタバタすることにはなりますけど…。
帰りにスコールにあう
さて、帰りはアーネムハイウェイ経由。ほんと大変だったけど、よかったね~、なんて話していたら、道の先に、明らかに雨が降っているエリアがある。雨と晴れの境界線が見えるんですね。そして、風が吹き始め、これは、雨の中に突っ込むことになるね~と話していたら。
とてつもない大粒の雨が、台風か!! というくらいの勢いで叩きつけてきます!
ワイパーMAXにしても、真っ白! 何も見えない!
そして制限速度100キロエリア。
ほとんど車は走っていませんが、後ろから高速で追突されたら死ぬかもしれん…!!!
ハイビーム&ハザード点灯しましたが、前が見えないことには進みようもなし。
ゆるゆると未舗装の路肩におりて、とりあえず停車して雨が過ぎるのを待ちます…。
…過ぎなかったらどうしよう。あちこちに、豪雨時氾濫、を知らせるロードサインがあります。
結局、少し収まったところで、ハイビーム&ハザード点灯でおそるおそる進みます。
15分くらいで抜けましたが、生きた心地がしなかったです…。人生で経験したスコールの中でも、最悪のレベルに入るぐらい強かった…。
きちんと計画して、そして日数を割けば、カカドゥ国立公園、かなり楽しめると思います。