ほんのすこし、のヘルプ
いま、Mellyは子どもと3人暮らしになっています。
近所づきあいさせて頂いている両隣はそのことを知っていて、何かあればすぐいいなよ! っていつも言ってくださいます。が、まあ、子どもたち、英語ペラペラってわけでもないですから、預けるのも気が引けるし。特段、何かを頼むことは今のところないのですが。
今日はそんな中での、「ゴミ出し」の話。
オーストラリアのゴミ収集は、各家庭に配布されたbinと呼ばれる巨大なゴミ箱を、道路沿いに出すだけです。これを、ごみ収集車が、ロボットアームで持ち上げて、回収していく、なかなかダイナミックな回収。小さいお子さんは大好きだと思う(笑)。
※大型ごみ収集車が入らないような路地はこの限りではない様子。
回収が終わる夕方ころには、空になったビンをまた家の所定の場所に戻します。
ビンが出っぱなしだと、「留守宅」であることが丸わかりになるので、個人的にはなるべく早めに戻しています(回収時に蓋が空きっぱなしになって、残ったゴミに虫がきたりすることともあるので)。
今日はごみの回収の日。夕方、子どもの習い事を終えて、家に帰ると。
家の前に出していたはずのビンが、家の玄関わきに戻されている。
おそらく、両隣のどちらかがやってくれたんだと思うのですが。
物言わぬ優しさを感じて、じんわりしました。
ただゴミ箱を元の場所に戻してもらった、ってだけなんですけど。
ほんのすこしの、そのヘルプ。具体的に行動することの尊さを感じます。
ほんのちょっと誰かを思いやって、ほんのちょっと何かするってだけで、たぶん世界ってすごく生きやすくなるんだろうな…。って、大げさでなく思う。