クリスマスの足音

ビクトリア州、現地校のスクールホリデーは来週からで、いよいよ本格的なクリスマスシーズンが始まります。(私立校はもう休みになっているところが多い)

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毎年恒例、Federation squareの巨大ツリー。

30年間、好景気が続いているというこの国。とにかくお金の使い方が半端ないというか、豪快だな~!といつも感心します。日本のバブル景気も、もしかしてこんな感じだったのかな…。子どものころだったし、全然実感ないのが悲しい、氷河期世代。オージー、クリスマスに向けて、プレゼントや、セレブレーションのためのデコレーションをバンバン買います。

 

クリスマス前後の買い物ラッシュで、特におもちゃ売り場は、1月はスカスカになります。1月にお誕生日があるお子さま、誕生日プレゼントの購入はお早目に。今年は特に、世界的なコンテナ不足で、物流がかなり滞っています。

MUJIで化粧水買いたいのに、10月に店舗で聞いたら、「年末まで、新しい入荷はない」って言われちゃいました…。

 

24日の夜に、クリスマスツリーの下に、サンタさんには牛乳、トナカイさんにはにんじんを用意しておいておくのだそうです。すると、翌朝、ツリーの下にはプレゼントと、量の減った牛乳と、かじられたにんじんが!サンタさんヘルシー嗜好だね、牛乳。

 

オーストラリアのクリスマスは真夏なので、ローストターキー、チキンよりは、クリスマスハムやテリーヌのほうが人気な気がします。つまり、冷製で食べられるもの。そして、デザートにパブロバを用意して…というのがオージー流。

もっとオーセンティックになると、パブロバではなくて、クリスマスプディングを作るらしいのですが。これがグランマ直伝のレシピが各家庭にある、というようなものでして。日本で言うと…おせちの黒豆???みたいな感じ?とにかく、「あ~~、作るのメンドクセー」ってなるそうです、オージー曰く。私も市販のクリスマスプディング食べたことありますが、ドライフルーツたっぷり、どっしりで、かなりの食べ応えでした。お酒とも行けちゃいそう。

 

そして、朝からたっぷりのごちそうを食べ、家族でボードゲームを楽しみ(今は違うかな)、あるいはピクニックをして、というファミリーの日が25日です。ライフラインのスーパーもほぼ全店お休み。アジア系のグローサリーやレストランは開いてたりしますが。

 

私の住んでいるエリアはユダヤ系の人が多いので、12月半ばには、ハヌカというユダヤのクリスマスのお祝いを目にすることがありました。公園で、デッカイ8本立ての燭台を持ったユダヤ人の方を見かけて、何をやるのか聞いたら、「ユダヤのクリスマスだよ」と教えてくれたのですが、厳密にはクリスマスとは全く関係なかった(笑)。エルサレム神殿奪回の勝利のお祝いなんですね。様々な文化を目にすることができるのは、多国籍国家オーストラリアならでは。

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パブロバ作りの教室。メレンゲをいかに上手につくるかがコツ。という身もふたもないシンプルケーキ。

そして26日はBoxing dayというビッグセールの日。だそうですが、私は人ごみが苦手なのと、そこまでして買いたいものが最近はなくなってしまったので、未経験です…。

 

我が家は、クリスマス少し前に旅に出るのが定番になっています。前述のように、クリスマス前・当日は、軒並みお店が閉まるので、スケジュールに工夫は必要ですが、旅行にはぴったりの季節(ハイシーズンなので、なにかと高いけど…)。今年は、オミクロン株のせいで州境規制が12月に入ってから二転三転している州もあり、州外旅行は冒険です。でもトライするけどね!!!