Go to Sydney! ロードトリップ1日目(Melbourne-Canberra-Wagga wagga)

というわけで、旅の記録を残していこうと思います。

 

こちらに住んでいると、ホリデーの話は定番の話題。

「今度、××へ行こうと思ってるんだ~」

「いいね!車?それとも飛行機?

というのはほぼ常套のやり取り。最初、この××に入る場所がなんであっても((例)ゴールドコースト、シドニー、ホバート等々)、あまりに「drive or air?」と聞かれるので、いやいやいやいや、この巨大な国でドライブで州またぎ旅行とか無理でしょ!!って思ってたんですけど。この年末のホリデー狂騒曲に直面するにあたり、ドライブはかなり現実的な選択肢だと痛感。欠航しないし、パーソナルな空間だからね。

 

最初、パートナーも、「えぇ~、シドニーまで車とかしんどすぎるわ…」って及び腰だったのですが、飛行機との価格差を提示したら目の色が変わりました。ガソリン代はかかりますが、こちら、都市部の高速道路以外は、基本的にフリーウェイ。随分安上がりなんですね、ロードトリップ。

 

とはいえ、幼児連れで、シドニーまで片道900キロ。州境周辺で中1日宿泊するにしても、まあまあの移動です。当初、メルボルン~ウォガウォガ~シドニーで、それなりに余裕を持たせておりました。が、結局、

「ACT(Australia Capital Territory)、行っておきたいなあ」

というパートナーの鶴の一声により、1日目の旅程は、メルボルン~キャンベラ~ウォガウォガに決定。

地図で見ていただければわかりますが、キャンベラーウォガウォガ間(片道2.5時間!!)を無駄に往復しています。パートナーも、これを言い出すのが、あと数日早ければ宿の変更もできたんですが、まあ、こういう柔軟な変更も、ロードトリップならではということで。

 

キャンベラの数奇な建設理由は、こちら参考に。

キャンベラ - Wikipedia

 

出発!

メルボルンを朝4時に出発。夜間に郊外を運転するのは危ない、と言われています。理由は治安ではなく、野生動物(とくにカンガルーやワラビー)の飛び出しリスクが高いから。かつて、栃木県日光市で鹿を撥ねた友だちは、車を廃車にせざるを得ませんでした…ものによってはニホンジカよりでかそうなカンガルー。しかも、ハイウェーの制限時速110キロ。夜の移動は避け、早朝にメトロポリタンメルボルンを抜け、明るくなったころに郊外に入るように、という計画でした。

 

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延々続く乾燥した牧草地帯

メルボルン~ニューサウスウェールズ州の沿岸部近くまでは、Humeハイウェイを走ります。制限時速は110キロですが、取り締まりのカメラがちょこちょこありますので、抜かりなく。割合、乾燥した景色が、ずーーーーっと続きます。昼間なので、野生動物を撥ねる可能性は夜間よりずっと低いですが、大量の虫がフロント部分にぶつかり、エライことになります😢。牛や羊のファームはたくさんありますが、野生動物の存在はあまり感じることなく…って、撥ねられたワラビーやカンガルーはたくさん見かけましたが💦

 

30~50キロおきぐらいで、サービスステーションがあるので、ガソリンやトイレの心配は、さほど必要ありません。ただ、ナチュラル系(トイレとパーキングだけのような簡易な場所)のサービスステーションは、トイレが壊滅的な状況になっていることも多いので、ガソリンスタンド併設のサービスステーションがおすすめではあります。

ファームステイをしている宿もありますので、大きな町に泊まることにこだわらなければ、面白い旅程をくむことができると思います。

 

メルボルン~シドニー間のロードトリップは、大きく分けて、私たちの走った山側最短コース(Hume Highway経由)と、海側のんびりコース(Princes Highway経由)の2つに分かれます。美しい海や、Gipps landを眺めながらの場合は、海側がおすすめだそうです!

 

Parliament Houseへ

 

12時少し前にACTに入りまして、The Old Canberra Inn でランチを取った後、いよいよ心臓部へ。キャンベラ、近年グルメなお店がずいぶん増えたとのことですが、高所得の人が多い街なので、お値段はお高めの印象。The Old Canberra Innは、比較的お手頃で、やや郊外なので雰囲気も良く、お子様連れの方には特におすすめです。

クリスマス前だからか、昼間っからビールに赤ワインと、がんがん飲む人の多いこと、多いこと。酒豪天国です。

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名物の1つらしい、ビターレモネード。ビターはおそらくカンパリ味由来だけど、ノンアルメニューから選んだので本物のカンパリではないはず…多分。

この日、Wagga wagga - ACTを1往復しなくてはならなかったため、我々はキャンベラでの滞在時間はかなり短くせざるを得ませんでした。そこで、選んだのが、Parliament House。地下に駐車場がありますが、建物の出入り口に近いほうは、「関係者のみパーキング」になっておりまして、ご注意ください!我が家、後から気が付いて、取り締まり対象になってないことを祈りつつの退去になりました💦

 

施設は入場無料。ですが、案内の方、みなさん親切で、

「どのくらい滞在されますか?」

「…30分」

「Oh! You don't have time....」

と絶句されながらも、こことここは見どころだから、と親切に教えていただきました。

 

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レゴブロックで作ったParliament houseの模型

この模型、かなり良かったです!テレビで、モリソン首相が会見してるのはここかあ~とか、あと、レゴのお人形の表現も精緻かつユーモアがあって。

 

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建物は全体的に広く、窓から眺める景色も、緑がたくさんでリラックスできます。新旧政治家のポートレイトも豊富に飾られていて、なかなか見ごたえがありました。

 

また、地上からの景色がまた最高に良い!旧議事堂とのコントラストも素晴らしく、計画都市ならではの良さがある街でした。

 

じっくり行けるなら、造幣局(Royal Australian Mint)もオススメと聞いたことがあります。面積だけ見て、たかがキャンベラと思うなかれ。ナショナルギャラリーもあり、恐竜博物館もあり、湖の景色も美しく、見どころ十分だと思います!もうちょっとゆっくりしたかった💦