オミクロンに振り回される

一時期、日に2000ケース程度新規感染者を出していたNSW。

ワクチン接種率の高まりとともに、感染者数が激減して、ここ2か月程度は200-300ケース/日で安定していました。ところが、ここ一週間、オミクロン株の影響と、飲食店での大規模クラスターで、一気に倍々ゲーム。昨日、久しぶりに新規感染者数がVIC州を越え、1700ケースあまりとなりました。このままいくと、年明け(あと2週間あまり)には25000ケース/日の出現になるのでは、とする研究者の報告もありました。

※VIC州も同じように、ワクチン接種率が高まったら、新規感染者も減るかな~と思っていたら、全然減らなくて、ずっと1000~ぐらいをフラフラしています。

 

政治経済の中心である東部三州、NSW・ACT・VICは、州長間で、「州境は閉じない」と合意しており、また、COVID政策も基本的に開放路線。「基本的に」、というのは、政治判断がものすごく早いので、入院率が一定ラインに達したら、何かあるかも?というのは覚悟しています。ロックダウンという選択はないと思うけど。

ものすごーく雑に言うと、感染的にダーティなエリア(NSW・ACT・VIC)と、比較的クリーンなエリア(NT・TAS・WA・SA)で、事実上の「壁」がある状態。前者は入州にあたってほぼ何らの制限なしにもかかわらず、後者は、州境こそ開いてはいるものの、入境前検査・入境後検査、その他ルールあり…という感じです。特にダーティエリアからの入境者には、まあまあ「うーん、メンドクセ」と感じさせるルールと要素が満載でして、この年末は、不安もなく旅行というのは難しそう。

といいつつ、我が家は来週からNSWへドライブ旅行を計画中。NSW州の感染マップを見ながら、レストランでのdine inはするなら屋外席だけか、いっそtakeaway。あとはビーチや山でのんびりするかあ~という感じです。

 

州またぎinterstateの旅ですらその状態で、国境まわりも、日々ドタバタしております。基本、自分で公式ルールを確認(大使館・領事館、連邦政府・各州政府ウェブサイト)、が原則ですけど、思うにオージーですらキャッチアップが大変なんじゃないかと思うくらい日々状況が変わる。私は、日本政府がこれだけday by day、week by weekで規制変えたら、母国語であっても、確認するのに「メンドクセ」が先に立つ自信があります(笑)。

 

大変ありがたいことに、豪州の地から、日本語で情報発信されている方もおられます。私は、そういった方の集約情報をチェックしつつ、公式サイトで条文を確認するようにしています。何人かいらっしゃるのですが、VIC州まわりはmelhopeさんの情報に大変お世話になっています。

 

twitter.com

とはいえ、海外生活、自己責任が基本。大事なポイントは自分で元ソースにあたるべきだと思っています。現地に住んでいる分には、No worries、なんくるないさぁでいるほうが、精神衛生上いいんですけど。州をまたぐ、国をまたぐ場合は、慎重にならないとなあというのは、痛感します。とにかく政治判断と実施が早い。

 

来月からは5歳児以上のワクチン接種も開始になり、近隣のプライマリスクールでは感染者がポコポコ出ていたりもするので、はなこをどうするか、という迷いもあったり。私自身は、かなり早いときにワクチンをちゃちゃっと打ってしまった(そして来月ぐらいにはブースターしないとという(笑))のですが、子どもはちょっと躊躇する気持ちもあったりなかったり。