たろうの家庭学習に使っている教材 【英語編】

豪州に来た時、たろうは「日本語確立が一番」で学校選びをしました。いまでもそれで納得はしているのですが、当然直面した・しているのが

 

  • せっかく英語圏にいるのに、英語に触れる時間が短い
  • そんな中で、どうやって英語力を伸ばすか

 

…という課題でした。試行錯誤しながら、下記の教材を試しています。

 

 

1.ワールドワイドキッズ(ベネッセ)

www.benesse.co.jp

たろうが1歳前に、私が自腹購入したこちら。理由は、某ディ〇ニーが高すぎて買えないという消極的な理由でしたが…。さすがベネッセ、よくできています。特にDVDと、音声ペン+Touch Dictionaryが、とてもよかったです。果たしてこれがどのくらい具体的に役に立ったかは、今となっては謎ですが。ただ、音を耳で聞いてコピーして真似るのは、やはり子どもは上手。導入教材としては、価格的に敷居も低いほうで、DVDやTouch Dictionaryなら、親の補助もほぼ必要なかったので、良かったと思います。

 

2.オンライン英会話① ~日英バイリンガルの先生に教わる(週1)

渡豪直後、たろうのEALの授業のフィードバックがあまりに悪かったこと、ロックダウンが始まって、休校(※オンライン授業はあり)になったことなどが理由で、オンライン英会話を始めました。

 

オーストラリア生まれのオージーで、途中から日本育ちの日英バイリンガル、今は日本で英会話学校を開いていらっしゃる方とご縁があり、その方のクラスを取ることに。この先生、オンライン対応を始めたのがコロナがきっかけということで、オンラインは生徒も少なく、1回のセッションで生徒が1~2人でした。

 

何がよかったかというと、英語がほぼわからないたろうに対し、先生の日本語フォローが絶妙であったこと。多すぎず、少なすぎず、授業が楽しめるレベルで、でも英語が学べる範囲でのフォロー、絶妙でした。変なところは、適宜直してくれ、歌あり踊りあり、ゲームありで、子どもが飽きない工夫が素晴らしかった。

 

すぐに劇的な変化があったわけではないですが、半年くらい続けると、英語に対する苦手意識が少しずつ払しょくされ、1年経つ頃には、曲りなりにもセンテンスで応答しようとする態度が見られるようになり。先生にはとてもお世話になりました。

残念なことに、オンライン英会話事業が採算ベースに乗らず、1年でこの先生のレッスンは終わってしまいましたが。貴重な出会いでした。

 

3.オンライン英会話② ~インターのカリキュラム(月5回)

www.gsacademy.com

上記の先生とお別れした後、やはりオンライン英会話は続けたいと思い、こちらにたどり着きました。選択理由は、①月謝が許容範囲 ②週1程度でできる ③お遊び要素が多すぎない。たろうの性格的に、「英語を楽しく♪」だと、楽しみすぎて頭に何も残らない(ノリ命だけに…)傾向があり、多少お勉強的なほうがいいだろうということで。

 

実際、かなりお勉強的(スペリング、フォニックス、リーディング&読解など)。先生によっては、上手にユーモアをかましてくれますが、比較的カリキュラム重視だと思います。

 

フルセンテンスで回答する、というたろうの苦手な部分を見抜き、それを改善するように働きかけ続けてくれた、ウガンダ人の先生に主にお世話になりました。ノンネイティブの先生でしたが、綺麗な発音で、指導力を感じる良い先生でした。どのオンライン英会話をやるにしても、「いい先生を探し当てる」ことがポイントだと思います。いい先生は、子どものどこを伸ばせばよくなるかを見抜いてくれ、そこにじっくり取り組んでくれる人、だと思ってます。指導の一貫性もあるので、いい先生がいたら、その先生の予約を取り続けると良いと思います。

 

コロナが落ち着いてきたこともあり、たろうの英語学習は、オンライン→チューター(対面)に切り替えています。

 

4.チューター (30分/週1)

www.superprof.com.au

ロックダウンがひと段落すると、週末・週中ともにわりと忙しくなり、スケジュールのフレキシビリティの高いチューターに、移行しています。たろうの性格的にも、オンラインより対面のほうがよかったということもあります。

 

今習っているチューターさんは、中国生まれのTESOL資格持ちの方。ネイティブではありませんが、綺麗な英語を話されます。

本屋で買った、Year1(小1)向けのグラマーのワークブックと、チューターさんが持っているリーディングの教材でレッスンしてもらっています。こちらからのお願いは、①リーディング・グラマー能力向上 ②スピーキング能力向上

近所なので送り迎えもしやすいし、振り替えなどスケジュールも柔軟に対応してくれるので助かっています。ただこれ、全く英語が分からない状態のたろうだったら、チューターつけても何にもならなかったかも、と思うことはあります…。たろうの場合は、ですが。

 

5.Raz-Kids (リーディングアプリ)

www.raz-kids.com

こちらの現地校でも、使っている学校があるというリーディングアプリ。とっても良かったです。本来、先生がアカウントを一括購入してクラスでシェアして使うタイプのプラットホームなのですが。日本人の方で、Raz-kidsの共同購入などをされている人もいますので、google検索してみると良いと思います。

 

リーディングは、語彙力がつき、グラマーが身につくことから、長期的に「残りやすい」力の一つであると思っています。語彙力とグラマーが付けば、聞く・話すほうにも当然影響します。日本語でも、国語力アップには「本を読め!」って言いますから、同じ話ですよね。

 

こちらのアプリ、超簡単な「A big house」レベルから、小学校中学年程度まで、レベルごとにリーディング教材がたっぷりあります。音読もしてくれるのが素晴らしい。さらに、読むごとにポイントが付与され、ボーナスゲームも楽しめます(笑)。

 

たろうも、ただオンライン英会話をだらだらやっていたのでは、英語の「地盤」である語彙とグラマーが弱いままだったかなと。Raz-kidsに上手いことにハマってくれたおかげで、地盤がじわじわしっかりしてきて、知識を上に積み上げやすくなったという印象は持ちます。お菓子のパッケージや、お店のメニュー、看板が読めるようになり、実生活でわかる・使えると英語がますます楽しくなる…。語学ってそういうものだよね、って思ったりします。

 

6.Sight Words Sentence Builder (語順並び替えアプリ)

www.educationalappstore.com

英語並び替えアプリ。フルセンテンスで英語を話す、って日本人にとって簡単ではありません。たろうが苦心してフルセンテンスで話す語順を聞いていると、

"I park ran today." (「公園で走りました」と言いたい)

だったんですね。それ、日本語の語順。

語順が全然違うんだよな、ということに改めて気づき、フルセンテンスに苦しむたろうに、「並び替えゲーム」させたらどうかと導入したこちらのアプリ。

 

これもよかったです。無料の割には、楽しめました。英語で文章を聞いて、聞いた通りに単語を並び直します。日本語の文章を見て→英単語を並び替えるゲームもあるようですが、小さいうちは感覚的に英語→英語でとらえるほうが、いいような気もしてます。すみません、根拠レスで。そのうち調べられることは調べます( ;∀;)。

うちはケチなので有料版は買っていませんが、有料版までやりこめばなかなか実力が付くと思います。

 

7.ABC-Kids(テレビ)

www.abc.net.au

オーストラリアの教育テレビ。朝から、晩(夜7:30まで)まで、1日中やってるキッズチャンネル。日本の教育テレビより、お楽しみ度が高いプログラムで、渡豪直後から1年くらいは、どっぷりABC-Kidsでした。

 

特にハマったのが、ペッパピッグ

「ママ、ぶたの変なのある」

とたろうから聞いて、確かになんともブサカワな豚だな…と思ったんですけど。これ、じわじわハマって、最終的には私も大好きに。BBC製作のアニメで、英語も初学者にピッタリ。お話も、とってもかわいらしく、ほのぼのします。ただ、アンパンマンと同じで、子どもの中での賞味期限は短い気がする。小さい子ほどおすすめです。最近は、YouTubeの操作法を覚えてしまったので、ゲーム実況ばっかり見てますけどね…涙。

 

 

今も日々試行錯誤で、良さそうなものがあれば試す…を繰り返しているところです。我が家の場合、子どもがまだ幼く、デジタル・ナイーブ状態なので、アプリなどは何入れても喜ぶのでやりやすい(笑)。

「学んで」→「日常生活でアウトプットする」というサイクルが、現地校に行くよりは少ないけれど、確実に日常にある、ということが、たろうの学びを強く促進しているとは感じます。