いざ、駐在 ②子どもの学校を選ぶ

たろうに続いては、はなこの行き先選び。

たろうの学校の近くの幼児施設にしましょうということになりました。

幼児施設については、オーストラリアも日本と概ね同じで、ざっくり

 

詳しく知りたい方、こちらがエントリー記事としてよくまとまっておりますので、ご参考までに。

www.sbs.com.au

 

1.保育園(デイケア)

デイケアは、基本的には「自分で探して、必要なだけ預かってもらう」という感じ。園によって預かり条件にかなり差がありますが、何せ「保育料めっちゃ高い」。その代わり、長時間しっかり預かってくれます。私たちの住むエリアだと、中心価格帯は概ね150-180ドル/日といったところ。「日」単位でですよ!!会社補助との差額(=自己負担金)を考えると、週5で預けるとか到底無理!!という結論に。

また、エリアによっては、日本と同じくらいかそれ以上の入園激戦で、ながーいwaiting listがあるとも聞いたことがあります。このあたり、地域によってかなり差があると思います。

 

私の周りの駐在家庭だと、キンディーとデイケアの組み合わせで、幼児期を乗り越えるご家庭が多かったです。(我が家も、渡豪後しばらくしてこのスタイルに移行)

 

のちのちデイケアの見学に行ったり、お手頃デイケアを見つけたりもしたので、そのことはまた別の記事で書こうと思います。

 

2.幼稚園(キンディー)

キンディーについても、デイケアと同じで、「自分で探して、行きたいところに直接応募する」仕組み。公立キンディーのメリットは費用。永住権ホルダーでなくとも、政府補助金を受けることができ、デイケアに比べると、公立であれば安価に通うことができます。2021年は、4歳キンダーはタダFreeになりました!…一方、デメリットは「預かり時間の短さ」です。

 

はなこは、

  • 近所の日英バイリンガル園
  • 近所のローカル園

の2つに申請を出しました。最初にオファーが来たのは、ローカル園。ただし、最も近い園は定員で入れず、車で10分少々離れた場所の系列園を打診されました。10分少々とはいえ、そのルートに「地域の幹線道路」があり、もしかしてかなり渋滞するのでは…と思って、辞退。後からオファーのあった、日英バイリンガル園に入園を決めました。

 

実際、この判断は後から正解だったと痛感。幹線道路、朝・夕かなり渋滞していたんですもん!このあたり、こまかい道路情報などは住んでみないとなかなかわからないのがつらいところ。

 

ビクトリア州では、幼稚園の預かり時間は、子どもの年齢とエリアによって異なります。3歳キンダーだと5~15時間/週。週あたりですよ!!日英バイリンガル園の3歳キンディーは、週11時間と知って、愕然とする私。

週3日、各3~4時間の預かり…み、みじかい…(;´Д`)。

日本の保育園の長時間預かりに慣れていた私には、この短い預かり時間が、めちゃめちゃ苦行でして。ほんとしんどい!!って日々叫んでいた気がします。

 

朝8時半過ぎに預けて、早い日は12時前、遅くても13時前に帰ってくるので、自分の時間がロクにないのがつらかった…。ランチに行こうにも、この送迎時間だとままならない( ;∀;)。おまけに週3しかキンディーがないので、残り週2は自宅…。

 

結局、しばらくしてからデイケアと習い事を、キンディーのない日に入れて、親子の濃密すぎる時間を薄める方向で、はなこの居場所を定めていきました。

 

ご家庭によっては、私立のキンディーにお預けになる方もいらっしゃいます。ただ、学費は高額。その分、預かり時間や教育内容は公立とは全く異なるので、調べてみてもおもしろいかも。

 

つくづく思うのですが、親と子の関係が濃密なんですよね、オーストラリア。一緒に過ごす時間が単純に長い。働き方も本当にフレキシブルなので、共働きであっても、毎日デイケアに預けるのが当たり前、というわけでもないようです。

 

かといって、両親だけで子育てする、という息苦しさはあまり感じず、人とのつながりの中で子育てしているなあという印象です。子連れのお母さん同士、お父さん同士が平日からmeet upして、子どもを一緒に公園で遊ばせてたり。ジジババが孫の面倒を見ている光景も多い。私自身、幼児がいることを知ったご近所さんから、「いいシッター知っているから、困ったらいつでも頼ってね!」と言われたことも何度もあります。

 

人との垣根が低いので、子育てしていると気持ちが温かくなる瞬間はたくさんあります。翻って、親の監護(supervise)が十分でないと思うと、見知らぬ人からであっても、しっかり注意もされたりするので…コミュニティで子育てする、ってヘルプも多いけど、責任もしっかりついてくるなあ…と思ったりします。